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2010年5月

2010年5月31日 (月)

逆に14歳

主人公の丸田史郎は、小説家で、独身、一人暮らしをしている老人です。友人のお葬式で学生時代の友人と再会し、自分たちはあと何年生きられるかを考えてあと14年だと見当をつけるのです。人生で40年くらいブランクがあるなら逆算して14歳から人生をやり直せるんじゃないかという無茶苦茶な理論で前向きに生きる2人の姿に元気をもらえます。2人は共同生活を始め、演劇、旅行、恋を最体験して、欲望を全開にしてゆきます。著者が77年生まれなのが気になりますが、妙にリアルで面白い老人小説でした。


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僕の明日を照らして

瀬尾まいこさんの本は新刊が出ると必ず買います。この本はテーマが暗くてとても読むのが辛かったです。中学生の主人公が母親の再婚相手からDVの被害を受けるという痛ましいストーリーなのですが、やはり瀬尾まいこさんの作品らしく、そこには愛と希望が見える展開になっているのです。読後の不快感はなかったです。


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2010年5月26日 (水)

太陽のパスタ、豆のスープ

宮下奈都さんの本が大好きです。特に大きな事件がおこるわけでもないなく、失恋がどれほどまでのダメージを与えるものなのかもよくわからない私ですが、この本には引き込まれました。素敵なキーワードをたくさん見つけることができました。読めば元気になれる本に出会えるととても幸せな気分になります。


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2010年5月25日 (火)

だれが産むか

橋口いくよさんの本は『アロハ萌え』が楽しかったので、読んでみました。「なぜ子供を産まないのか」をテーマに5人の女性が登場する連作短編集でした。5人のヒロインはライター、主婦、コンパニオン、出版社勤務、会社社長といろいろな職業についている27歳から41歳の女性たちです。残念ながら登場人物のどの女性にも共感できませんでした。


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2010年5月18日 (火)

恋文の技術

森見登美彦さんのお手紙が読める夢のような本。独特の古めかしい文章が手紙にぴったりとくる書簡体小説でした。森見さんの人柄が現れているようなとてもかわいらしくて真面目で面白くて、真似したい文章がたくさん出てくる愉快な作品でした。何度でも読み返したい本です。


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夏休み

これで中村航さんの本は全部読んだかもしれません。義理の母親と1日の大半を過ごす、自宅で仕事する主人公とその妻、妻の友人夫婦が登場する長編です。妻同士が大親友で繋がる2組のカップルという設定はありがちだけど、ハラハラするシーンがあったりで大きな事件は起こらないのだけれど楽しめました。でも結婚をあまりにも軽く見ているような主人公たちの行動は個人的にはちょっと不謹慎な感じがしてあまり好きなストーリーではなかったです。


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2010年5月 8日 (土)

リレキショ

血のつながりがないのに同居する姉と弟がでてくる風変わりな小説です。でもやはり、作者は中村航さんなのでなんともロマンティックなラブストーリーに展開していきます。主人公の半村良は深夜のがゾリンスタンドで働いているのですが急に受験生の女の子に手紙をもらいます。ウルシバラという彼女は深夜のガソリンスタンドを毎晩ツアイスの双眼鏡で覗いていて、彼にラブレターを手渡すのです。でもスタンドに通う彼女はフルフェィスのヘルメットをかぶっていて顔が見えないのです。最後に2人はデートをするのですが、中村航さんの小説は相手の顔が見えないブラインドデートみたいな設定が多いような気がしました。


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ぐるぐるまわるすべり台

中村航さんのラブストーリーじゃない小説です。大学をやめてバンドのメンバーを募集する主人公がバイト先の塾の男子生徒ヨシモクと心を通わせるというかわいい小説でした。理系のうんちくに萌える私にとっては中村航さんの小説の中ではナンバー3に入ります。


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あのとき始まったことのすべて

中村航さんの新刊です。社会人になって3年目に中学の同級生と再会して切ない恋が始まるというラブストーリーです。新幹線の英語アナウンスの We will soon make a brief stop at Nagoya が書かれたページから涙が止まらなくなりました。


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あなたがここにいて欲しい

中村航さんの短編集なんですが、とにかく「ハミングライフ」のとりこになってしまいました。木のうろにお手紙を隠して文通する男女のストーリーです。毎日数行の文章を紙に書いて交換しているうちに2人は会うことになります。リアルを生きる女であるヒロインがウロレターで見知らぬ天然パーマの男性に惹かれていくというなんともロマンテックなストーリーです。


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