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2010年1月

2010年1月13日 (水)

床屋さんへちょっと

山本幸久さんの本は何冊読んだでしょう。全部読んでいるかもしれません。父の経営していた製菓会社を倒産させた宍倉勲と会社を経営する娘の香の2世代の人生が語られます。時間をさかのぼる構成になっていてワクワクしました。そして最後にはじーんと来ました。 この本は図書館で借りたのですが、付箋が付いていました。「この本とても良かったです。もし良かったら読んでネ。次本杉さんにわたしてみてください。返却日は12月13日です」貸し出し期間中に2人に又貸しする程よかったみたいです。

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2010年1月11日 (月)

今日もやっぱり処女でした

夏石鈴子さんの小説は2回目です。『夏の力道山』も面白かったけど、その後はあまり読んでいなかったのですが、きわどいタイトルが多いのに驚きました。内容は純文学ですが。この本のヒロインは派遣で働く24才の山口あおばです。クリッピング(雑誌の切り抜き)の仕事をしていますが、週に一回イラストレーション塾に通ってイラストレーターになれればいいなぁとぼんやり考えているフツーの女の子です。自分の居場所や将来に漠然と不安を抱きながらも、一歩が踏み出せないでいますが、周りの人たちが暖かく彼女を見守っています。なにも起こらないけどなんとなく元気が出る小説でした。

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2010年1月10日 (日)

IN

桐野夏生さんの小説家がたくさん出てくる小説です。緑川未来男の小説に出てくる愛人を主人公にした小説を書こうと取材を始める小説家の鈴木タマキがヒロインです。あぁ、ややこしい。タマキ自身も編集者の青司と不倫関係にあり、緑川の小説と自身の体験が重なり合っていきます。緑川の妻も愛人も登場人物がみんな小説家や出版にかかわる人たちで嫉妬や愛憎が入り交じり、フィクションと現実が入り交じります。小説家という職業についている人にはわかるのでしょうか、あまりピンとこなかったです。期待してたけど、『OUT』とは全く関係なかったみたいです。

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2010年1月 3日 (日)

学問

評判が良かったので山田詠美さんの『学問』を読みました。静岡県の美流間市で育つ1962年生まれの仲良し男女4人組の成長を7才から高校2年生までを描いた作品です。方言で話すやり取りにゆったりとした心地よさを感じました。東京から転校してきた仁美(フトミ)、お隣に住む千穂(チーホ)、病院の息子無量(ムリョ)、リーダーの心太(テンちゃん)の4人が成長しながら必至に学んだ学問とは?ちょっと意外なものでした。

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2010年1月 1日 (金)

ボーダー&レス

藤代泉さんの本は初めてです。主人公の江口理倫、通称「りーりん」は新卒で入った会社の入社式でチョ・ソンウという在日の男子と知り合うところから物語が始まります。同期の二人はとても仲良くなるのですが、その友情がすごくかわいいのです。七五調でメールのやり取りをしたり、一緒に山登りに行ったり、実際の男同士の友達ってこんなもんなのでしょうか?後半からは人種の壁が二人の間に立ちはだかります。「それでもね、そんなソンウもサランヘヨ。」「そんな言葉はしりまへんなぁ」で感涙必至です。

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