40 翼ふたたび
プールサイドで読むために購入しました。予想通り軽くてさらっと読めてよかったです。大手広告代理店をやめてフリーのプロデューサー業をはじめた40男が主人公です。既婚、子供なしでなんとなく石田衣良ご本人の願望を小説にしたような、嘘っぽい話もあり、私はあまり好きになれませんでした。特に倦怠期の妻とのやりとりが男の一人よがり的なところが見え隠れして興ざめでした。
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プールサイドで読むために購入しました。予想通り軽くてさらっと読めてよかったです。大手広告代理店をやめてフリーのプロデューサー業をはじめた40男が主人公です。既婚、子供なしでなんとなく石田衣良ご本人の願望を小説にしたような、嘘っぽい話もあり、私はあまり好きになれませんでした。特に倦怠期の妻とのやりとりが男の一人よがり的なところが見え隠れして興ざめでした。
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45歳、独身のヒロインは大手広告代理店の仕事に嫌気がさして仕事をやめて80歳まで一人で暮らせるだけの貯金を持って実家を出ます。都心の家賃3万円の安アパートに住んで一ヶ月10万円の生活費で節約生活を始めます。風変わりな住民たちとなにもかもはじめての体験におもしろがりながら、でも少し不安も感じながら生きるヒロインの生活に悲壮感はなくて面白く読めました。
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芥川賞受賞作の『ポトスライムの舟』は最後まで読めませんでしたが、この本は面白かったです。前々作の『婚礼、葬礼、その他』を思い出しました。津村記久子の書く小説はほのぼのとおかしいユーモア小説ってイメージだったのに受賞作はあまり笑えなくて途中でやめてしまいました。大阪の寂れた商店街を描いたこの青春小説は著者の文体にすごくしっくりきていい感じでした。
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特にビッグファンって訳ではないのですが、オリックス時代に球場で見かけて以来(古い...)ずっと気になる存在です。野球以外の私生活でも毎日カレーを食べるとか日産の車にしか乗らないとか、伝説はいろいろありますが、ヘェー本当だったんだぁと感心しながら読みました。自分で野球をする訳ではないのでバッティングフォームの軸足がどうのとか読んでもさっぱりイメージがわかないのでわからないのですが、天才ではない努力の人だと書いてあるのを読むと夢が膨らむし元気が出ます。
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日本にはない出版エージェンシーという仕事をしている女性が主人公です。書評には「プラダを着た悪魔」の出版業界版と書いてありました。ヒロインはエンジェルという名の書店で働く赤毛の女性ですが、転職して出版エージェンシーに入社します。意地悪なボスに翻弄されながらも成長してゆくというお仕事小説ですが、最後の方はミステリータッチで楽しめました。
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デブとかブスがテーマの話って苦手です。デブとかブスの定義って人の好みとかも入ってくるから曖昧だし、ピンとこないです。だからこの本も映画の『ヘアスプレー』もイマイチ好きになれませんでした。ただヒロインのきりこはあくまで明るいポイティブな少女で西加奈子のユーモアあふれる文体でかなり救われました。でも西加奈子の猫語は『ミッキーたくまし』のエッセイの方が爆笑できます。
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言いたいことをうまく文章にできる才能があったらなぁといつも思うのですが、東直己の文章はまさにこれだと思いました。細かい心情をうまく表現しているなと思いました。でも取り上げるテーマが私好みではなかったのでなんだか気持ちがわさわさしてちょっと苦手な短編集でした。装丁の男性も苦渋に満ちた表情だし。
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