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2009年4月

2009年4月27日 (月)

ほぼ1円の家

築40年の中古住宅を購入したらそれがすごい欠陥住宅で自分で直しながら快適な家にしてゆくというDIYドキュメンタリーでした。アンティークタッチのおしゃれな洋館みたいな家を想像して読み出したのですが、全然違ってなんだか気が滅入るようなトラブルの数々でした。古井戸からお化けとかシロアリ、ねずみがウジャウジャとか。装丁はかわいいのに内容は全然かわいくなかったです。

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2009年4月26日 (日)

女の庭

鹿島田真希の小説は初めてなのでタイトルが嫌いな感じなのにあえて読んでみました。でもやはりだめでした。ヒロインはマンションに住む専業主婦で、子どもがいません。特にトラブルがあるわけでもなく無難に近隣の主婦たちと井戸端会議をし、隣に引っ越した外国人の暮らしに聞き耳をたてる毎日が綴られています。問題解決を求めない女のグチみたいなのがダラダラ続いてもう限界、最後まで読めませんでした。

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2009年4月23日 (木)

シモネッタのドラゴン姥桜

最近読んだ中で最高面白かったです。息子を開成から東大に入れたイタリア語通訳の女性のエッセイです。かなり嫌みっぽい自慢話ばかりなのかと思っていたのですが、田丸公美子っていう人の人柄なのか、親バカ丸出しなところもあるのですが、かなりのドタバタ劇で面白く読めました。エッセイは息子が生まれたときから始まります。難産だったり川崎病で入院したり反抗期には呼び方がママからアンタにかわり、返事はすべてウルセーになりと苦労話が涙を誘います。息子は金髪になって警察沙汰になったりと色々あるのですが、東大を出て司法試験に合格、そして弁護士にと素敵な息子に成長します。一人暮らしを始めるときに二度とこの家には帰らないんだよと行って出て行く息子。息子のおかげで人生を二度味わえたと感激しながら笑顔で送り出す母はとても素敵です。涙なくして読めませんでした。

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2009年4月22日 (水)

パパママムスメの10日間

パパとムスメの心と体が入れ替わってしまう『パパとムスメの7日間』の続編です。今回はママも加わり、3人の心が入れ替わりますが、パパがママにママがムスメにムスメがパパに(あーややこしい)なるので結構予想通りの展開でちょっとつまらなかったです。ムスメはパパを体験済みなので無難にこなせるし、パパが専業主婦になるのはありがちな展開、女子大生ブームの世代のママが大学生のムスメになるのも平気そう。でも入れ替わりによって家族のコミュニケーションが嫌でも増えるので心温まる家族小説になっています。

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2009年4月21日 (火)

WE LOVEジジイ

平たく言うと田舎のおじいさんたちが公民館で輪投げ大会をする話です。大きな事件も恋愛も何もないのにすごく引き込まれます。面白いです。作者の桂望実は『県庁の星』を書いた人ですが、ただの輪投げ大会がとてもドラマチックに描かれています。今どきの話題である、過疎化、高齢化社会、外国人労働者、リストラ、田舎暮らし、オタク、などのキーワードが盛り込まれています。私は外国人労働者のアウベルトがお気に入りです。元気をもらえました。

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2009年4月18日 (土)

婚約の後で

阿川佐和子ってすごく素敵だなと思います。美人でキャリアもあって育ちも性格も良さそうで、すべて完璧。でもすごくリベラルな人っていうイメージ。『婚約の後で』は私が読んだ阿川佐和子の4冊目の小説ですが、7人のヒロインが登場します。結婚に迷っていたり、不倫をしていたり、専業主婦、ハンディキャップのある人、キャリアウーマン、年配のバツイチ女性とさまざまな女性が登場し、それぞれの人生は思わぬ方向に突き進んだり、突然の出会いがあって変化します。それを受け入れてしっかり生きれば、ずっと人生を楽しんでいけるのでしょうね、阿川さんのように。元気がでました。

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2009年4月 9日 (木)

森に眠る魚

角田光代は最近ミステリータッチの作品が続いているような気がします。1999年に文京区で起きた顔見知りのママ友による幼児殺害事件をモチーフにしています。以前男性作家が書いた同様の小説を読んだのですが(新堂冬樹の『砂漠の薔薇』)、それよりもずっとリアルでした。ヒロインは東京の文教地区に住む5人の母親たちです。千花、容子、繭子、瞳、かおりは小さな子どもを持つママ友です。登場人物一人一人に憑依したかのような角田光代のリアルな文章は恐ろしかったです。

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