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2008年6月

2008年6月25日 (水)

For You

25才のヒロイン佐伯朝美の日常と44才で急死した大好きな叔母吉野冬子の青春の日々が交互に描かれています。亡くなった叔母の遺品を片付けていて偶然見つけた日記に叔母の知られざる過去の日々が綴られていたというありきたりなストーリーなんですが、これが読ませる!80年代チックな装丁でもなんとなく感じますがあの懐かしの80年代が描かれていてなんとも切なくて泣けます。叔母の切なくて美しい純愛がたまりません。でも純愛っていうとなんか最近はすぐに韓流につながるところが気になるところですが。息つく暇もないくらい没頭して読みました。子供の頃近所にいた在日のおにいさん、背が高くてかっこ良かったなぁってまたまた切なくなりました。

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2008年6月24日 (火)

阪急電車

有川浩の書くラブストーリーは私にはあまり胸にキュンとこないのです。でも自衛隊ものは好きです。この本はラブストーリーでありながら様々なドラマと仕掛けがあって、飽きません。阪急今津線を舞台に一駅ごとにストーリーがあってそれが次の短編へと受け継がれていきます。登場人物も絡み合っていて幅広い年齢層にうけた理由がわかる気がします。とても面白かったです。それに、阪急今津線、懐かしいなぁ。

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2008年6月16日 (月)

戸村飯店青春100連発

瀬尾まいこの作品は全部読んでます。大好きです。この本もはずしてません。タイトルから笑えるし、なんか今!って感じがして、思春期の男の子の気持ちがこんなに良くわかるのはやっぱり現役の先生だからなのでしょうか。普通の女の子の気持ちを持った先生でご自身も魅力的ですが、登場する人物もみんな愛すべきキャラクターです。大阪の下町の中華料理屋の2人の息子が主人公です。長男は実家をでて東京で一人暮らしを始め、次男は自分の進路に悩んでいます。出てくるギャグはすごーく古くて、それがまた面白い!絶対おすすめの一冊です。

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2008年6月12日 (木)

冠・婚・葬・祭

平安寿子がアン・タイラーに影響されてペンネームをつけたと読んだことがありますが、私には中島京子の方がアン・タイラーに重なります。中島京子の本を読むと人生がいいものに思えます。年を重ねることがすてきなことに思えるのです。それは年長者に対する作者の優しいまなざしがあるからだと思います。この短編集は4つの儀式でストーリーが展開していきます。私はこの中では祭にあたる、「最後のお盆」が気に入りました。ありふれた話を生き生きとすてきなストーリーにして読むほどにワクワクさせてくれます。

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2008年6月11日 (水)

もう誘拐なんてしない

東川篤哉は初めて読む作家でした。ライトノベルなのかな?という印象でした。軽くてフツーに面白く読めました。テンポが良くて掛け合い漫才のようなギャグ連発です。はずし気味なのは意図したものなのか、ほかの作品を読んでみないとわかりませんが。ミステリータッチなので誰でも楽しめるのでは?二十歳の大学生がヤクザの娘の女子大生と知り合い、狂言誘拐する話です。下関の方言が出てきて面白さが増すのですが、先日読んだ『メタボラ』の宮古島の方言には面白さの点ではとても及びませんが。

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2008年6月 5日 (木)

平成大家族

中島京子の新刊、すごく面白かったです。現代の家族小説です。家長は72才の元歯科医で退職してご隠居生活を楽しみにしていたのに次々と同居する家族が増えて困惑気味です。引きこもりの長男や事業に失敗した長女の夫とその中学生の息子、シングルマザーの次女、ぼけ気味の母など楽しいキャラクターが満載でそれぞれの事情が順々に本人の口から語られていきます。とても笑えました。

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2008年6月 4日 (水)

田村はまだか

朝倉かすみの『田村はまだか』は読む前の期待が大きすぎました。40才になった同級生が小学校のクラス会で集まり、3次会のスナックで田村くんを待っているといういかにも面白そうな話。でも実際読んでみると『そんなはずない』ほどの面白さを感じられなかったです。

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