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2008年3月

2008年3月30日 (日)

リリィの籠

私立の女子高に通う女の子たちや先生を主人公にした連作短編集です。地方の女子高なので、あまりピンとこないところもありましたが、なかなかリアルなところもあって、味わい深い作品集でした。作者の豊島ミホって若いのにあまり若さを感じさせないところもあって、今風だったりもするけど下品にならず好きな作家の一人です。次回作も絶対読みたいです。

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2008年3月27日 (木)

生協の白石さん

笑える本が読みたくて、読んでみました。今さらですが、すごく笑えました。大学生のくだらなさって最高です。それにまじめに答える大人。白石さんって毒がなくて素敵な人です。見習いたいです。私は毒が抜けずに困っています。お友達と知り合いの話をしていて名前と顔が一致しないときとか、女性なのに、「あーあの假屋崎 省吾に似てる人ね」とか「鼻が二つ穴ボタンみたいな人」とか「朝青龍にそっくりな子」などとすぐ言ってしまいます。本人聞いたらきっと嫌だろうなと思うのですが、やめられません。顔と名前を一致させるのに必死になってしまうのです。でもね、お友達のパパは本郷猛に似ています。仮面ライダー1号ですよ!素敵じゃないですか!いいなぁ。

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2008年3月26日 (水)

ねにもつタイプ

エッセイ賞を受賞した岸本佐知子の本です。翻訳以外の本は初めて読みましたが、評判通り面白かったですよ。全部本当とは思えないけど、幼稚園時代から現在に至るまでの面白い逸話のオンパレードです。よくこんな細かいこと憶えてるな、あーあーあったあった、こんなことと独り言を言いながら自分に起った面白エピソードを思い出したりして、楽しめました。寝る前にこの本を少しずつ読んでいたのですが、変な夢をいっぱい見ましたよ。あと大学時代の忘れていた知り合いが出てきたり、名前まで名乗って現れたのに、目が覚めたらまた忘れてました...、彼ったら、誰?

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2008年3月22日 (土)

フラミンゴの家

伊藤たかみの芥川賞受賞後初の長編小説です。実は伊藤たかみの本は初めて読みました。角田光代の年下の夫で芥川賞を取った人ということしか知らず、勝手に東京生まれのスタイリッシュな人なのかなと思っていたので、こてこての関西弁の文章を読んでびっくりしました。兵庫県出身でした。人の死がテーマではあるけれど、主人公は大阪のガラの悪い地方都市に住む元ヤンキーの男。離婚して離れて暮らしていた小学校6年生の娘、晶をしばらくあずかることになり、とぎまぎしながらも絆を深めようとします。というストーリーだと関西弁のおかしさもあって、涙あり笑いありの展開になるのかと思ったのですが、全然笑えなくてすごくまじめで真剣なナニワ根性物語みたいでした。主人公の正人と作者が年齢が同年代なのでだぶるのですが、50歳近いおっさんみたい。他の作品も早速読んでみなければ。

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2008年3月18日 (火)

夜明けの街で

東野圭吾の不倫恋愛小説です。さぞかし男目線の自分勝手なストーリー展開だろうと勝手に期待して読みましたが、それほど嫌悪感はなかったです。不倫は男も女もどちらも加害者であり被害者、不倫された方にも少しは罪もあるかな?って、ソフトな感じでした。不倫小説としては珍しくハッピーエンドでした。私は東野圭吾のエッセイが好きだし、思い入れもあるからかもしれませんが、楽しく読めました。

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2008年3月16日 (日)

イジ女

イジ女と書いてイジメと読むタイトルです。タイトル通り、女同士のイジメがテーマの短編集です。暗さはあまりないので、読んでいて滅入ってくることはなかったのですが、あまりピンとこなかったです。あーその話し、前に聞いた聞いたーって感じでした。

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2008年3月13日 (木)

クローバー

装丁がすごくかわいくて惹かれました。島本理生のラブストーリーです。華子と冬冶は双子の姉弟で、実家を出て二人で暮らしながら別々の大学に通っています。お互いを思いやりながらも気ままな学生生活をおくる二人.....なんと羨ましい。それぞれの恋愛と将来の不安、成長を描いた青春小説でした。大きな事件はないけれど、すきっと爽やかな読後感はすばらしいです。センスいいなぁー島本理生。

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2008年3月11日 (火)

ミッキーかしまし

前から気になってはいたのですが、もっと早く読めば良かったー!!関西弁で書かれたエッセイは漫才のネタのような面白さです。変なおっさんの描写はサイコーです。大阪にはゴロゴロいるかもしれませんが。
なかでもDRAGONBALLが面白かったです。私も、ドラゴンボール、集めています。西加奈子のいうドラゴンボールとは面白い人間のことです。
その条件とは、
一、人を笑わそうとしないこと
一、なのに、ものすごく面白いこと
一、その面白さに気付いていないこと
一、面白いからこっちが笑うとムッとすること
だそうです。
私のドラゴンボールはお友達のお兄さん。グレープフルーツをくり抜いて食べてその皮を乾かして、ふた付きの小物入れを作って大事そうに自室に置いていたそうです。触るなと言われていた妹である私の友人がお兄さんが留守中に中をのぞいたら、切りためた足の爪がいっぱい入っていたそうです。

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2008年3月 8日 (土)

ホームレス中学生

ちょっと遅ればせながらですが、話題の本をやっと読みました。もう最高、笑って泣いて笑って泣いて感動しました。芸人さんの書く本って本当に面白いです。特に関西弁の微妙なニュアンスがわかる関西人は2倍笑えるのではないでしょうか。でも東京生まれの東京育ちの小学生も読んで爆笑してました。『佐賀のがばいばあちゃん』も笑って泣けましたが、もっと面白かったです。

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2008年3月 6日 (木)

がらくた

江國香織の『がらくた』はすごく引き込まれました。プーケットで偶然出会った4人の男女が主人公です。高校生の美海はパパと柊子は70歳を過ぎる母親の桐子とそれぞれ親子二人旅です。同じホテルで出会ったこの4人は親交を深め、帰国後もそれぞれの配偶者を巻き込んで付き合い続けます。不倫を描いているのにドロドロした感じがしない、優雅な海外旅行から帰国して日常生活に戻っても少しも生活感を感じさせないのがこの作者の素敵なところだと思います。でも『がらくた』って題名は何を指しているのか???です。

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2008年3月 4日 (火)

ベーコン

作者の井上荒野ってどういう名前?と思いながら最近やたらと目にするし、読んでみたいと思っていたのですが、日経のプロムナードのエッセイを読んですっかりトリコになりました。なので『ベーコン』が初めて読む作品です。全て食べ物の名前がタイトルになっている短編集です。読んだ後に後味のようなものがふわっと頭の中に広がるような心地よい文章で、ユーモアがあって大好きです。「ゆで卵のキーマカレー」を読んでかなり涙腺にきました。

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