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2007年10月

2007年10月31日 (水)

青い鳥

悲しい別れの話はキライなので、重松清を読むときは恐る恐る読みはじめるのですが、これは学校モノでした。良かった。臨時教師の村内先生がいろいろな中学校に赴任して温かい目で問題のある生徒と向き合います。この子は救いようがないんじゃないの?という子や、あぁ、こんな子近くにいるわと思うような中学生が出てきます。村内先生は責任追及型ではなく問題解決型で生徒と向き合います。肩ひじはって無理に向き合うのではなくてただ側にいるだけという方法も大切なんだなと気付かされました。でも公立中学ってホントにこんなにひどいのかしら?

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2007年10月22日 (月)

おどりば金魚

野中ともそは大好きな作家です。わくわくして新刊を読みました。『おどりば金魚』は連作短編集です。ほんわかしていて少し切ないストーリーはどのお話もとても素敵でした。一人一人の登場人物のキャラが秀逸です。中でも「小鬼ちゃんのあした」に出てくる小鬼ちゃんとイラン人男性の純愛が切なくて切なくてお気に入りです。アパートの管理人と遠くに行ってしまった最愛の息子のお話、「ダストシュートに星」も良かったし、「イヌとアゲハ」も心にしみました。宝物のようなストーリーが詰まっている本です。

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2007年10月18日 (木)

雲の上の青い空

青井夏海の本は初めて読みましたが、ハートウォーミングミステリーというジャンルみたいです。コージーミステリーって結構好きなジャンルでジョアン・フルークの『ストロベリーショートケーキが泣いている』のシリーズは全部読んでいますが日本人にもこういうジャンルの作家がいるのは新発見でした。『雲の上の青い空』は元探偵の宅配便ドライバーが主人公です。小さな町の小さな事件を解決していきます。5つの話があるのですが、最後の「ウサギたちの明日」でほろっとさせられました。

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2007年10月12日 (金)

5

佐藤正午の本は初めて読みました。読み終わるのに時間がかかりました。抄録では倦怠期の結婚八年目の夫婦がバリ島旅行に行ったら愛が蘇ったって書いてあったので、興味津々で読みはじめたのですが、なんかちがーう。私から言わせてもらえば、40すぎの魅力のない中年小説家の自分勝手な恋愛話が延々書かれてる小説でした。しかも、なにで愛を取り戻すと思います?超能力ですよ!超能力?やっぱ倦怠期の夫婦の愛は決して取り戻せないってことなんですね。がっくり。

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2007年10月 5日 (金)

ドラマデイズ

大手企業で地味な事務職に就きながらシナリオライターをめざす、もうすぐ30歳になる女性の物語です。がんばってる姿が書かれているのですが、元気はもらえません。表紙の装画も元気っぽいのに。ちょっと予想外でした。だってかなり悲惨なんです。これは作者の実体験なんでしょうか?かわいそうすぎます。セクハラにパワハラ、お局にもいじめられるわ、恋の行方も?で終わってしまいました。ただね、日々丁寧に暮らそうって気になりました。

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