再婚生活
40代女性作家の鬱病闘病日記です。山本文緒の小説はずいぶん前から何冊か読んでいたのですが、エッセイ集は初めて読みました。はじめはなんだか乱暴な感じの物言いに違和感があったのですが、だんだん引き込まれていって止められなくなりました。文章が上手だからでしょうか、ただ毎日自分の体調の悪さと薬をどれだけ飲んだかとか日々の生活をつづっているだけなのですが、とても魅力的なんです。この人の日記の連載を決めた「野生時代」の担当者はすごいなと思いました。これは読者にウケる!って確信した瞬間があったのでしょうか。それともウケてるのは私だけ?鬱病を含めて精神的な疾患にはほど遠い脳天気な私ですが、なんかわかるところもあったりして、夢中で読みました。
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