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2007年7月

2007年7月30日 (月)

再婚生活

40代女性作家の鬱病闘病日記です。山本文緒の小説はずいぶん前から何冊か読んでいたのですが、エッセイ集は初めて読みました。はじめはなんだか乱暴な感じの物言いに違和感があったのですが、だんだん引き込まれていって止められなくなりました。文章が上手だからでしょうか、ただ毎日自分の体調の悪さと薬をどれだけ飲んだかとか日々の生活をつづっているだけなのですが、とても魅力的なんです。この人の日記の連載を決めた「野生時代」の担当者はすごいなと思いました。これは読者にウケる!って確信した瞬間があったのでしょうか。それともウケてるのは私だけ?鬱病を含めて精神的な疾患にはほど遠い脳天気な私ですが、なんかわかるところもあったりして、夢中で読みました。

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2007年7月27日 (金)

年に一度、の二人

永井するみの新刊、わくわくして読みました。今回のはミステリータッチではなかったです。なんか物足りない。年に一度、香港のハッピーバレー競馬場で待ち合わせをする男女の話でした。香港には一度しか行ったことがないので、(しかもイギリス領のときだから大昔?)土地勘がなくて感情移入が難しかったです。読後、登場した2組の男女の行く末をしばらくあーだこーだ考えさせられました。

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2007年7月23日 (月)

あの頃ぼくらはアホでした

集英社文庫のナツイチのおまけで、はちさんのストラップがもらえるので今買うのは集英社文庫ばかりです。全部コンプリートしたいけど、まだ5つです。女王蜂ほしいなぁ。で、東野圭吾のエッセイを買いました。久々に笑ってしまいました。何度も「あっほやなぁ」「あほちゃうか」と独り言をいいながら。恐いです。大阪の下町での小学校生時代から大学を出て就職をするまでの自伝エッセイです。私よりもかなり(!)年上ですが、昭和の大阪って面白かったよなぁ。東野圭吾の本は数冊しか読んでいないのですが、前々からこの人の写真を見ては、かっこいいなぁと思っていたのですが、ますます好きになりました。大阪府大は友達のお兄さんが通っていて女子高生の頃に一度学園祭を見に行ったことがあります。(何の自慢や?)でもね、当時はかなりダサかったです。今はサラサラヘアのさわやか男子がいるのかな。

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2007年7月19日 (木)

見えない誰かと

瀬尾まいこのエッセイを続けて読みました。こちらの方が先に出ていたのですが、断然『ありがとう、さようなら』の方が面白かったです。『見えない誰かと』は家族のことや自分のことが書かれており、生徒や学校のことは少しです。『図書館の神様』にはやはりモデルがいたんだなぁと思いました。本当の学校生活は小説やドラマのようにはいかないと書いておられますが、この人の手にかかったら小さな出来事もドラマのようです。「ちびっこ」に登場する中学生のU君がかわいくてファンになりました。

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2007年7月18日 (水)

ありがとう、さようなら

瀬尾まいこの小説が大好きです。あたたかくて、優しくてほろっとします。全部読んでいるし、ほとんど持っています。ほとんど持っているというのはとても素敵すぎて、つい人に薦めたくなって読んでみてとプレゼントしてしまうのです。だから同じ本を何冊も買ったりしますが、もしかしたらひと迷惑だったりするかもしれません。『ありがとう、さようなら』はエッセイ集です。冒頭に教頭先生に学級通信と区別つかんわやと言われたと書いてありましたが、そんな感じです。生徒思いで優しい先生の学級通信は学校に通う子どもを持つ親にはじーんとくるのではないでしょうか。時折まじる関西弁と先生という仕事が大好きで毎日楽しく嬉しそうな様子が熱く伝わってきます。でも決して熱血先生じゃなくて普通の若い女の子の感覚で書かれていて、本当にかわいいです。先生になる人って本当に教えることが大好きなんだと思っていたのですが、それだけじゃないのですね。自分より倍ぐらい年上のママさんたちの前で2時間もプレゼンしたり、おつきあいしたり、生徒と一緒に活動したり体を動かしたりと大変です。瀬尾まいこは現役の中学の国語の先生です。生徒と一緒になにかするのが大好きで毎日楽しくて、ありがとうって思っているそうです。自分の好きなことを仕事にできるって幸せなことです。

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2007年7月17日 (火)

万寿子さんの庭

元気なおばあさんが出てくる話が好きです。そこに若い娘が出てきたら理想的。おばあさん話で一番のお気に入りは野中ともその『宇宙でいちばんあかるい屋根』です。これにはやられた!号泣です。梨木香歩の『西の魔女が死んだ』や青山七恵の『ひとり日和』もおばあさんと若い娘の話です。乃南アサの『しゃぼん玉』と佐川光晴の『家族芝居』は老婆と若い男性の組み合わせでこれも良かったです。ただ、おばあさんの出てくる話は結末はみんな悲しいことになります。おばあさんのほうが確実に早く死んでしまうからです。黒野伸一の『万寿子さんの庭』は平成のいじわるばあさん現れるという感じで痛快です。20歳の一般職の女の子、京子がアパートの近くに一人暮らしをしているおばあさんにいじわるをされるのですが、だんだんとかけがえのないお友達になっていくストーリーです。京子の恋愛も同時進行して、読んでいてワクワクします。温泉旅行を一緒にするまで仲良しになった万寿子さんなのですが、最後はやっぱり。号泣してしまいました。

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2007年7月16日 (月)

アロハ萌え

ハワイに行きます。出発まであと1か月少しです。実は四半世紀前からほぼ毎年行っているのでかなりのリピーターかもしれません。別の国に行くときも帰りはハワイに寄るし、妊娠中でも行きます。海外出張の帰りにハワイに寄れなくてブーたれて上司を呆れさせたこともあります。でも何度行っても帰りの飛行機の中で日本に帰るのがいやで涙してしまうくらい大好きなのです。アロハ萌えです。橋口いくよの『アロハ萌え』はリピーターの人には知ってる情報ばかりで向かないと言われていますが、萌えてる私にはぴったりでとてもコーフンしました。昨日1日で読んでしまいましたが、読後しばし興奮状態で普段お休み3秒の私が1時間も眠れませんでした。旅行に出発する前の晩に楽しくて楽しくてお腹のあたりからせり上がってくるワクワク感みたいなのがこの本を読んで感じました。今日からせっせと旅のしおりを今年も作りはじめることにします。決して贅沢な旅ではありません、ホノルルの空港に降り立って空気を吸っただけで満足できる人にお勧めな本です。

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2007年7月15日 (日)

まひるの月を追いかけて

恩田陸って次々と新作が出るのでなかなか読むのが追いつきません。『まひるの月を追いかけて』が文庫版で出たので読みました。失踪した異母兄を探すために奈良を旅するストーリーです。あっさり兄は見つかるのですが、まだまだ謎がたくさん出てきて息つく暇もありません。前半は兄の友人と後半は兄と歩いて奈良を散策するのですが、自分も一緒に歩いているような感覚です。文庫本片手にストーリーに沿って同じ旅をしてみたら楽しいだろうなぁ。恩田陸の旅シリーズ(というものがあるのか?)では『黒と茶の幻想』も面白かったです。屋久島を大学時代の同級生4人と旅する物語です。

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2007年7月13日 (金)

『Sweet Blue Age』

昨日『夜は短し歩けよ乙女』を読んだことがある気がすると書きましたが、謎が解けました。『Sweet Blue Age』で読んでいたのでした。この本はいろいろな作家の青春小説短編集です。昨年の春に読んでいました。角田光代と有川浩の印象が強くて森見登美彦をすっかり忘れていました。ってことは有川浩の『クジラの彼』も買ったら損する?これからはオムニバス短編集は買うのをよそうと心に誓いました。

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2007年7月12日 (木)

夜は短し歩けよ乙女

先日、3000円の図書カードをもらいました。3000円なんて書店に行ったら3秒で使ってしまうわと意気込んできっかり3秒で購入する本を決めたのでした。一冊はアル・ゴアの『不都合な真実エコ入門編』ともう一冊は『夜は短し歩けよ乙女』に決めました。前から読みたかったので楽しみにして帰って、『不都合な真実』をパラパラとめくってから『夜は短し歩けよ乙女』をワクワクして読みはじめたのです。ところが、なぜか読んだことあるんです。え!どうして?錦鯉を育てて売るビジネスをしているおじさんが出てきて....とストーリーが追えてしまうのです。読書にデジャブってあるのでしょうか。雑誌で読んだのかと見てみたら、「野生時代」なんて雑誌、買ったことないし。ってなわけでちっとも集中できなくて、感想もなにもないのでした。あー悔しい、もう一回読もうっと。

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2007年7月 7日 (土)

笑う招き猫

180センチの長身と150センチの豆タンクの女性漫才凸凹コンビの青春物語です。売れなくても貧乏でも夢に向かって一直線な感じが読んでいて心地よかったです。悲壮感なんて全然なくってむしろ贅沢な感じ。ヒトミとアカコの駆け出し漫才コンビを素直に応援したくなる気持ちになります。ついでに元気ももらえました。

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2007年7月 5日 (木)

そろそろくる

中島たい子の本は気にはなっていたのですが初めて読みました。本当は『建てていい?』を読もうと思っていたのですが、見当たらなかったのでこちらを先に読みました。PMSに苦しむイラストレーターの30前の女性の物語です。私はこういう女性特有なことを云々するのはキライで、レディースデーとか女性の特別休暇も使ったことがありません。でも、『漢方小説』の次にPMSの小説、で、次作は独身女性が一戸建てを建てちゃう話となると、がぜん中島たい子という作家に興味を持ってしまうのです。4作目も出たら絶対に読みますよ。

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2007年7月 2日 (月)

クレオパトラの夢

恩田陸の『クレオパトラの夢』を読みました。『MAZE』の神原恵弥が再び事件を探るシリーズ第2作です。30代独身の容姿端麗で頭脳明晰な男、でもオネエ言葉をしゃべる神原恵弥が主人公です。今度は国内で謎を探るのですが、なかなか楽しく読めました。恵弥の双子の妹も出てくるのですが、彼女のキャラは全然好きになれません。3作目もでたら、きっと読みますけど。

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2007年7月 1日 (日)

息がとまるほど

唯川恵の短編集『息がとまるほど』を読みました。30歳前から40代の女性が主人公の恋愛短編集です。したたかで恐ろしい女性たちが次々と登場してきて、みんなハッピーエンドとは言いがたい恋愛をしています。息苦しいです。大人の女性がみんなこんな辛い目ばかり合ってるわけではない!と言いたくなってきますが、確かに悪意の固まりみたいな人っているいる。しかもみんな女性です。職場だけではなく、幼稚園ママの間でもいじわるやいじめってあるんです。でも今思い返すと、職場の女性たちの方がひどかったかも。もちろんいい人もたくさんいるんですけど。今は人間関係、そこそこ平和で良いなーと思うのです。

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